投資信託

ゆうちょ銀行の投資信託はヤバイのか?カモられないためのポイントを解説

ゆうちょ銀行による投資信託の不適切販売がニュースになっているので、実際にどんなものか潜入調査してきました。

とはいっても、カモのふりをして資産運用の相談コーナーに行っただけなんだけどね。(対応してくれた方、ごめんなさい)

案の定、まあまあ割高な投資信託をおすすめされました。

せっかくなので、これをモデルケースとして投資信託がぼったくりかどうかを見分ける方法を解説します。

ゆうちょ銀行の投資信託が”すべてぼったくり”だと断言しているわけではありません。

私が紹介されたファンドが割高だと言っているだけで、中にはかなり良心的な商品も混ざっています。

 

投資信託を選ぶときの心構え

投資信託を選ぶための実践的なポイントは置いといて、もうすこしメンタル的な話からはじめたいと思います。

ここを押さえておくと、後からお話しすることがスッと頭に入ってくるはずです。

 

銀行は味方ではなく敵

みなさんがいつも買い物するときは、お金を払うことでお金以外のなにかと交換しますよね。

たとえば、下記のような感じ。

  • お金 ←→ 食べ物
  • お金 ←→ 自動車
  • お金 ←→ 住む場所

 

そういう意味では、投資信託はちょっとだけ変わったサービスといえるかもしれません。

お金(手数料)を払って、お金(利益)もらうからです。

 

この取引に参加しているのは、私たちと銀行。

もちろん銀行はボランティアをしているわけではなく、ファンドを売ることで得られるお金(手数料)を目的としています。

 

どちらもお金をもとめてファンドを売買するため、私たちと銀行はお金を山分けしあう関係、言い換えればお金を取り合う関係にあるのです。

  • 私たち:お金(利益)がほしい
  • 銀行 :お金(手数料)がほしい

 

下画像のように、50%ずつ山分けすればWIN-WINの関係になるんですけどね。

中には銀行がごっそり持っていってしまうケースもあるんです。

そういう意味で、投資信託を選ぶときの心構えとしては、「銀行は味方ではなく敵」と思っておくのが無難です。

 

銀行をもうけさせない

テレビやネットなどを見ていると、たまに投資信託によって損をするケースが紹介されています。

その原因は、大きくわけて以下のふたつ。

  1. 経済情勢が悪い
    →山分けする原資がすくない
  2. 銀行の取り分が多い
    →私たちの取り分がすくない

 

経済情勢については私たち一般人はどうしようもなく、トランプ大統領と安倍総理を応援するくらいしかできません。

でも、利益の取り分については、私たちでもできることはありますよね。

手数料が低い銀行を選んだ上で、さらに手数料が低い投資信託を選ぶのです。

 

私たちと銀行がお金を山分けしあう関係である以上、「銀行の取り分がすくない = 私たちの取り分が多い」となるわけです。

銀行の取り分がすくないといっても、赤字になるくらいならそのファンドは販売ストップするはずなので、変な遠慮をする必要はありません。

同じようなファンドが複数あるなら、銀行がもうからない方をおすすめします。

 


投資信託を選ぶ実践的なポイント

それでは、銀行にカモられないためのポイントをいくつか解説したいと思います。

モデルケースにするのは、私がゆうちょ銀行に行ったときにおすすめされた以下のファンド。

スマート・ファイブ(毎月決算型)

 

購入時手数料が高くないか?

最初に見るべきポイントは、購入時手数料。

いわゆるイニシャルコストのことで、投資信託を買うときに銀行に支払うお金です。

 

投資信託の手数料は、すべてパーセントで表記されます。

たとえば、100万円分の投資信託を買う場合は、購入時手数料によって差っ引かれるお金が下記のように変わります。

購入時手数料が高いファンドは、買った瞬間に損をすることになりますね。

  • 購入時手数料1% → 1万円
  • 購入時手数料2% → 2万円

 

私がゆうちょ銀行でおすすめされた「スマート・ファイブ」は、購入時手数料が2.16%となっています。

投資をこれから始める人は相場がわからないかもしれませんが、これはかなり高め。

 

最近では、購入時手数料が0%のファンドが山のようにあります。

「イニシャルコストがかかっても買う価値がある」という根拠がなければ、購入時手数料がかからない投資信託の方がおすすめです。

 

信託報酬が高くないか?

次のポイントは、信託報酬。

先ほどの購入時手数料をイニシャルコストとするなら、信託報酬はその反対にあたるランニングコストです。

つまり、投資信託を持っている間、ずっとかかる手数料ですね。

 

信託報酬は年率〇%という感じで表記されて、100万円分の投資信託を1年持っていると下記のようになります。

  • 信託報酬1% → 年間1万円
  • 信託報酬2% → 年間2万円

 

購入時手数料が0%のファンドはありますが、残念ながら信託報酬が0%のものは今のところありません。

最近の相場なら、0.1~0.3%くらいなら良心的なファンドとよべるかと思います。

 

ちなみに、「スマート・ファイブ」は年率1.4479%。

投資信託は元本割れのリスクがあるので、損失が出た上に手数料をいっぱい取られる可能性があると、ちょっとキツイですね。

 

信託財産留保額が高くないか?

最後のポイントは信託財産留保額で、投資信託を売るときに支払うお金です。

購入時手数料と同じように、信託財産留保額が0%の投資信託はたくさんあります。

購入時手数料と信託財産留保額がどちらも0%のファンドは「ノーロード」と呼ばれていて、良心的なファンドの代名詞となっています。

 

「スマート・ファイブ」の信託財産留保額は0%!

購入時手数料と信託報酬はけっこう高めだったけど、信託財産留保額についてはいい感じです。

 

ネット証券の方がおすすめ

私たちと銀行はお金を山分けする関係にあるので、銀行は必ずしも味方とはいえません。

「お客さんに親身になってくれる」なんて期待していると、痛い目にあうかもしれませんよ。

 

そういう意味では、ネット証券を利用すると「割高なファンドをつかまされるリスク」は完全にゼロになります。

「この投資信託がおすすめですよ!」、「今一番売れているファンドですよ!」など、銀行本位な営業はまったくありませんからね。

 

ここまでいろいろお話ししましたが、投資信託でカモられないためには、そもそも顧客をカモらないネット証券を使うのが最大のポイントかと思います。