【独学でOK!】FP2級に合格するためのロードマップを解説します(勉強法や勉強時間など)
これからFP2級を受験する方に向けて、自分が考える最短で合格するためのロードマップを紹介します。
勉強法やスケジュールなど。
実際に自分がFP2級に合格して、「こうするべきだった!」という反省点を盛り込んでいます。
すでにFP3級に合格した方が多いと思うので、(1)同じような対策でいいのか、(2)別のやり方がいいのか…。
そんな観点で書きます。
下記の方を対象とした記事です。
- FP2級に独学で合格したい!
- 効率的な勉強法を知りたい!
- 勉強のスケジュールを立てたい!
「ほんとうにFP2級に合格してるの!?」って方もいるはずなので、念のために証拠をのせておきます。
Contents
【独学でOK!】FP2級に合格するためのロードマップを解説します(勉強法や勉強時間など)
FP3級はわりとやさしい試験でしたが、FP2級になると難易度がグンと上がります。
私の実感としては、2倍くらい。
FP2級の難易度については、下記のページで詳しく解説しています。
⇒FP2級の難易度を3級との違いから分析してみた!【正直、難しい】とはいっても、まだまだ独学でなんとかなるレベルなので、通信教育などはいらないと思います。
実際、私もなんとかなりました。
勉強法も、FP3級とまったく同じ。
ただし、難易度が2倍になるので、勉強時間やスケジュールも2倍にするのが無難です。
勉強法は5つのステップで
私の実体験をふまえた上で、下記①~⑤のステップで勉強するのがベストだと考えています。
①~②がインプット(知識を入れる)
③~⑤がアウトプット(問題を解く)
力の入れどころは、①~②インプットに20%、③~⑤アウトプットに80%くらい。
- 勉強サイトの動画講義
→1回だけ - テキストをざっくり読む
→1回だけ - 過去問道場を繰り返す(学科)
→正答率80%クリアまで - 過去問道場を繰り返す(実技)
→正答率80%クリアまで - 過去問でリハーサル
→3回
FP2級のテキストは500ページを超えるので、最初からやるにはハードルが高すぎます。
動画の方が、すんなり頭に入りますよ。
YouTubeで、無料の動画があります。
過去問対策については、過去問道場というアプリを繰り返すだけでOK。
FP3級を受けた方には、お馴染みかも。
勉強時間とスケジュール
「①勉強サイトの動画講義」~「⑤過去問でリハーサル」をスケジュールにしたものが、下記です。
時間は、あくまで目安です。
自分の場合、FP3級では80時間かかりましたが、FP2級では倍の160時間かかりました。
ほかの試験勉強でも同じことが言えますが、①~②のインプットをだらだらと延ばさないことがポイント。
効率がわるいです。
①~②のインプットはサクッと流して、③~⑤のアウトプットで肉付けすると、スムーズです。
FP2級勉強法の各ステップを解説
上記①~⑤のステップについて、それぞれ詳しく解説していきます。
各ステップには、目標があります。
目標を達成したらそれ以上のことはせず、次のステップに進んでください(完ぺき主義は効率が落ちます)
①勉強サイトの動画講義
【目標】試験の範囲を知る
【時間】24時間
【注意】暗記しない
まずは、「お金の寺子屋」というサイトに動画講義があるので、ひととおり視聴します。
すべて無料で公開されています。
試験の範囲だけ把握することを目指して、暗記などは後回し。
⇒お金の寺子屋 FP2級無料講座中には3分程度の短い動画もありますが、合計で約150本、20時間を超えます。
長いですね。
とはいえ、最初からテキストはもっとキツイので、準備体操がてら動画からはじめる方がいいです。
②テキストをざっくり読む
【目標】どこに何が書いてあるか確認する
【時間】6時間
【注意】暗記しない
テキストをざっくり読んで、どこに何が書いてあるか把握していきます。
暗記はまだ。
「このへんには社会保険、あのへんには不動産…」みたいなレベルでOK。
FP2級の科目は、FP3級とまったく同じ(下記6つ)
1科目で1時間、合計6時間を目安にしてください。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
テキストの太字や赤文字のところだけチェックして、どんどん進めていきます。
完ぺき主義はNG。
重箱の隅をつつくようなルールを覚えても、役に立たない可能性が高いです(体験済み)
テキストについては、Amazonに出てくる有名なものであれば、なんでもOKです。
過去問対策にはアプリを使うので、問題集は不要。
③過去問道場を繰り返す(学科)
【目標】正答率80%
【時間】60時間
過去問の対策は、以下のアプリを使います。
⇒FP2級ドットコム 過去問道場(学科)見た目はこんな感じ。
過去の試験に出た問題がまとめられていて、ていねいな解説もついています。
おそらく、最初のうちは正答率がかなり低いですが、落ち込まないでください。
それが普通なので。
間違ったら、テキストで復習。
数をこなすうちに、じわじわと正答率が上がっていきます。
本番の試験では、正答率60%が合格ラインです。
でも、ギリギリだと不安ですよね。
正答率80%くらいになるまで繰り返すと、落ちついて本番にのぞめるはずです。
④過去問道場を繰り返す(実技)
【目標】正答率80%
【時間】60時間
過去問道場の実技バージョンを使います。
⇒FP2級ドットコム 過去問道場(実技)使い方は、学科バージョンとまったく同じです。
間違ったら、復習。
正答率80%が目標。
自分の感想としては、学科よりも実技の方が難易度が上がっています(FP3級比)
とくに、下記のような計算問題。
- 債券の利回り計算
- 各種保険金の計算
- 遺産相続の計算
おそらく、(1)問題を解く → (2)間違う → (3)テキストで復習 → (1)問題を解く… といった繰り返しになります。
めげずに続けてください。
そのうち、合格ラインに乗ります。
⑤過去問でリハーサル
【目標】試験本番の出題形式になれる
【時間】4時間
本番の試験でも、過去問道場とほとんど同じ形式で問題が出題されます。
ただし、紙ベースで。
すこし勝手がちがうので、実際の過去問で仕上げると安心です。
本番に近い環境に慣れるだけです。
以下がチェック項目。
- 紙ベースでも解けるか
- 時間配分に問題はないか
FP2級の試験時間は、学科が2時間、実技が1.5時間となっています。
実技は計算があるので、ギリギリになりがち。
回答の見直しをする時間もほしいので、すこし余裕があるくらいがベスト。
過去問は以下のページからダウンロードできます。
⇒日本FP協会 FP技能検定 試験問題・模範解答
⇒金融財政事情研究会 FP技能検定 試験問題
⇒金融財政事情研究会 FP技能検定 模範解答
まとめ:FP2級の勉強法
というわけで、今回の内容をざっくりまとめると、下記のようになります。
FP3級よりも、手こずります。
でも、がんばったら必ず合格できますよ!
- FP2級の勉強は5つのステップで
- 勉強サイトの動画講義
- テキストをざっくり読む
- 過去問道場を繰り返す(学科)
- 過去問道場を繰り返す(実技)
- 過去問でリハーサル
- 勉強時間の目安は160H
- インプットは軽め、過去問を重視