iDeCoをやると年末調整でいくら戻るか解説【還付金だけで利回り5%でした】

「iDeCo(個人型確定拠出年金)をやると、年末調整でいくら戻るんだろう…?」

そんな疑問にお答えします。

参考までに、自分は23万積み立てた結果、年末調整で11,500円ほど返ってきました(所得税控除)

住民税控除や運用益もふくめると、+43,017円で、利回りは18.7%です。

下記について解説します。

  • 年末調整でいくら戻る?
  • 還付金の計算方法は?
  • 節税効果はどのくらい?

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iDeCoをやると年末調整でいくら戻るか解説【還付金だけで利回り5%でした】

繰り返しになりますが、私自身は1年で23万積み立てて、年末調整で1.1万ほど返ってきました。

単年の利回りだと、還付金だけでプラス5%です。

年末調整の流れ

2019年1~12月で支払った所得税は、下記のとおり。

合計で85,485円。

所得税
1月3,910
2月4,070
3月4,520
4月4,520
5月3,990
6月4,160
7月4,080
8月4,340
9月4,580
10月5,470
11月4,100
12月5,210
ボーナス(夏)14,976
ボーナス(冬)17,559
合計85,485

そして、確定した所得税は61,600円でした。

下記は私の源泉徴収票。

源泉徴収票
⇒大きい画像を開く

つまり、年末調整の還付金は23,885円です。

  • 支払い済みの所得税(A)
    →85,485円
  • 本来の所得税(B)
    →61,600円
  • 年末調整の還付金(A-B)
    →23,885円

還付金の計算方法

とはいっても、「これがまるまるiDeCoの節税効果だ…」というわけではないです。

ほかの理由でもお金が返ってくるので。

下記は還付金の内訳。

  • 払いすぎた所得税
  • iDeCoの所得控除
  • ほかの所得控除、etc

「じゃあ、iDeCoの分はなんぼやねん」って話なんですが、これはもう計算するしかないですね。

というわけで、概算の計算方法を解説します。

1分で終わります。

1.課税所得をもとめる

源泉徴収票(直近のもの)を確認して、下記赤枠の「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」を引きます。

これが、課税所得です。

源泉徴収票

2.所得税率をもとめる

先ほどもとめた課税所得を下表に当てはめて、所得税の税率をもとめます。

たとえば、課税所得が250万なら10%です。

所得税率

出典: ⇒国税庁 所得税の税率

3.iDeCoによる還付金をもとめる

1年間で拠出したiDeCoの掛金と、先ほどもとめた税率を掛け合わせます。

私の場合は、掛金230,000 × 税率 5% = 11,500円

これが、iDeCoによる年末調整の還付金です。

住民税控除なども含めると利回り18.7%でした

というわけで、iDeCoを1年つづけた結果、年末調整で11,500円戻ってきました(私の場合は)

実際には住民税(10%)の控除もあるし、運用益(+3.7%)も出ています。

iDeCo運用

すべてまとめると、iDeCoによるメリットは下記のとおり。

プラス43,017円で、利回りは18.7%です。

  • 所得税控除:11,500円
  • 住民税控除:23,000円
  • 運用益  :8,517円
  • 合計   :43,017円

とはいっても、投資信託で運用すると元本割れのリスクもあるし、所得控除はその年だけ。

複利で20%運用できるわけではないです。

…が、まあまあメリットのある制度なので、まだ始めてない方は利用することをおすすめします。