再就職手当の支給日はいつ!?その答えは最短で〇日後だった

再就職手当は失業保険の残りをまとめてもらえる制度なので、数十万円レベルの金額になることがあります。

お金が振り込まれるまでの間は、めちゃくちゃ待ち遠しくなりますよね。

(´・ω・`)

いつになったらお金をもらえるんだーー!!

というわけで今回は、昨年転職した私の実体験をもとに、以下のポイントを解説していきます。

  • 再就職手当を早くもらうコツ
  • 申請~振込までの流れ(時系列)
  • 最短でいつもらえるか

【結論】再就職手当がいつ支給されるかについては、下記を目安にしてください。

記事の最下部でまとめる、早くもらうためのポイントをすべて実行することが前提条件です。

  • 退職~支給の期間 → 70日間
  • 就職~支給の期間 → 45日間
  • 申請~支給の期間 → 15日間

※ハローワークの混雑状況や勤め先への確認など、個別の事情により前後する可能性があります。

転職したばかりでお金に困っている場合、どのように金欠の期間をしのぐか…というテーマでも記事を書きました。興味がある方は読んでみてくださいm(_ _“m)

⇒転職直後でお金がない期間をしのぐ方法をまとめてみた【3つ】

Contents

再就職手当を早くもらうための支給条件

ハローワークから渡される資料にあるとおり、再就職手当をもらうためには以下の8つの条件をクリアする必要があります。

「再就職手当を早くもらう」という意味では、①と⑧が大事!

ひとつずつ見ていきましょう。


  1. 7日間の待期期間が過ぎた後の就職である
  2. 基本手当の支給日数が3分の1以上残っている
  3. 退職した会社への再就職や、その会社と密接な関係を持つ会社への就職ではない
  4. 自己都合の退職などで給付制限がある場合、待期期間が過ぎた後の1カ月間は、ハローワークの紹介による就職である
  5. 1年を超えて勤務することが確実である
  6. 再就職先で雇用保険に加入している
  7. 過去3年以内に再就職手当を受けていない
  8. 受給資格決定の前から内定していた就職ではない

出典:⇒厚生労働省 再就職手当のご案内 をもとに作成


7日間の待期期間が過ぎた後の就職である

待期期間とは、ハローワークに離職票を提出した日から失業の状態が合計で7日間経過するまでの期間のこと。

待期期間が過ぎた後の就職であれば、再就職手当を受けることができます。(下図のピンク色)

待期期間

仕事が見つからない期間が7日間続くことで、はじめてハローワークから失業していると認められ、失業保険の支給対象になるということですね。

(´・ω・`)

ハローワーク

7日間仕事が見つからなかったってことは、本当に失業してるんだね…。

たとえアルバイトでも仕事をすると、「仕事があったんなら失業してないじゃん!」と判断されて、その日は待期期間としてカウントされません。

再就職手当を早くもらうためには、離職票を提出した後はしっかりと休み、待期期間が最短の7日間で終わるようにしましょう。

受給資格決定の前から内定していた就職ではない

受給資格決定日は、会社をやめた後、ハローワークに離職票を提出した日となります。

この日よりも前に内定していたら、再就職手当はもらえません。(転職しただけであって、失業はしていませんからね)

パターン別にまとめると、こんな感じになります。


  • 離職票を提出した後に転職活動をはじめた
    もらえる(失業している)
  • 在職中に転職活動をはじめて、在職中に内定を得た
    もらえない(失業していない)
  • 在職中に転職活動をはじめて、待期期間中に内定を得た
    もらえる(失業している)

先ほどの「7日間の待期期間が過ぎた後の就職である」という条件を合わせると、最短で手当をもらうには以下の流れが理想的です。

  1. 在職中に転職活動を始める
  2. ハローワークに離職票を提出する(受給資格決定)
  3. 待期期間中に内定を受ける
  4. 待期期間が満了した後、働き始める(就職)

転職活動がスムーズに進むと、受給資格決定を待たずに内定を受けそうになるかもしれません。

そんな場合は、以下のように日程をずらしてもらえないか就職先に相談してみましょう。

  • 内定日を受給資格決定日よりも後にする
  • 就職日を待期期間満了日よりも後にする

実際に私がハローワークの人に提案された方法なので、決して悪いことではありません。

ただし、内定日などの調整は不正受給と隣り合わせ。

ハローワークと相談の上、調整してください(調整方法は下記ページで解説)

⇒再就職手当をもらえる内定日と入社日の調整方法を解説します(実例つき)

申請~振込までの流れを時系列で

就職が決まる前の話はこんなところなので、ここからは内定~再就職手当の振込までの流れを紹介します。

ざっくり時系列にすると、こんな感じ!


  1. 就職先が決まる(内定)
  2. ハローワークで「再就職手当支給申請書」をもらう
  3. 入社
  4. 再就職手当の申請をする
  5. ハローワークから会社に在籍確認
  6. 再就職手当支給決定通知書が届く
  7. 再就職手当が振り込まれる

たった7つのステップではあるものの、一般的には1~2ヵ月かかると言われています。

(´・ω・`)

そんな教科書みたいなことはいいから、もっとガッチリしたものを教えてよ!

こんな声が聞こえてきそうですね…(汗)

それでは下記について、私の実体験をもとに時系列で解説していきます。

  • 申請~振込までの間、いつどんなことをしたか
  • 再就職手当はいつ振り込まれたか

在職中に転職活動を開始

私の場合は、2018年6月下旬に転職活動をはじめ、8月下旬に再就職手当が振り込まれました。

会社をやめるところから振り返ってみます。

日付したこと
6/20退職届を提出
6/28ハローワークにて転職活動開始
6/30退職日 さよなら…(´;ω;`)
7/2採用試験、面接など

▼当時の勤め先に退職届を提出したのは6月20日で、退職日は月末の30日となりました。

▼退職日を2日前に控えた28日、転職活動を始めるためにハローワークへ。

この時点では退職していないので、

  • まだ離職票をもらっていない
  • 失業保険の手続きができない

ということになります。

(´・ω・`)

待期期間の開始や受給資格決定日は、後日になります!

待期期間中に内定

日付したこと
6/20退職届を提出
6/28ハローワークにて転職活動開始
6/30退職日
7/2採用試験、面接など
7/6前の職場から離職票が届く
受給資格決定日
待期期間開始
7/10内定
7/12待期期間終了
7/18就職(採用日)

▼7月6日、前の会社から離職票が届いたため、再びハローワークへ向かいました。

雇用保険の窓口で手続きを行い、「受給資格者のしおり」をゲット!

受給資格決定日は同日の7月6日と書いてありましたので、12日までが待期期間となります。

受給資格者のしおり
⇒大きい画像を開く

幸か不幸か、この日までに面接を受けた会社から内定は出なかったので、再就職手当の支給条件である「受給資格決定の前から内定していた就職ではない」はクリア!

▼7月10日、面接を受けた会社から内定をいただき、実際に働き始める採用日は7月18日となりました。

待期期間の最終日は12日なので、もう1つの条件である「7日間の待期期間が過ぎた後の就職である」もクリア!

(´・ω・`)

この時点で、再就職手当をもらえることが確実になった!

再就職手当の申請手続き

日付したこと
6/20退職届を提出
6/28ハローワークにて転職活動開始
6/30退職日
7/2採用試験、面接など
7/6前の職場から離職票が届く
受給資格決定日
待期期間開始
7/10内定
7/12待期期間終了
7/18就職(採用日)
7/25申請用紙の記入・押印を依頼
8/10記入・押印済みの申請用紙をもらう
8/14ハローワークにて申請用紙を提出

▼7月25日、再就職手当を申請するために、会社に申請用紙の記入・押印をお願いしました。

この依頼をいかに早く済ませるかがポイントですね!

私の場合は図太さが足りないのか、入社の1週間後となりました。

(´・ω・`)

入ってすぐにお願いすると、ちょっとがめつい感じがするかな~って…

▼8月10日、記入・押印された申請書類が会社から戻ってきました。

添付書類としてある程度の出勤記録もいるので、少しだけ時間がかかると思われます。

▼8月14日、再就職手当の申請書類を片手に、ハローワークへ。

郵送でも受け付けてもらえるようですが、確実に窓口で申請手続きを行いました。

ここから再就職手当の審査がはじまります。

(´・ω・`)

とっても大事な書類なので、郵送にするなら簡易書留がおすすめ!

再就職手当の支給

▼8月30日、再就職手当の支給決定通知書が届き、その翌日に指定口座に入金されていました。

通知書には「おおむね一週間以内」と書いてあるので、遅ければもう少しかかりそうですね。

再就職手当の支給決定通知書
⇒大きい画像を開く

(´・ω・`)

お金キターーー!!(歓喜)

【まとめ】再就職手当はいつもらえるのか & 早くもらうためのポイント

というわけで、私の実体験をもとにするなら、再就職手当が振り込まれるまでの期間は以下のとおり。

  • 退職~振込の期間 → 70日間
  • 就職~振込の期間 → 45日間
  • 申請~振込の期間 → 15日間

少しだけもたついた部分もあるので、ロスを減らせばもう少し減らせそうですね。

再就職手当の申請~振込までの流れをまとめておくので、参考にしてみてください。

注意事項や手当を早くもらうためのポイントを赤字で書いておきます。

日付したこと
6/20退職届を提出
6/28ハローワークにて転職活動開始
(転職活動のフライングスタートはOK!)
6/30退職日
7/2採用試験、面接など
7/6前の職場から離職票が届く
(届いたらすぐにハローワークへ!)
受給資格決定日
待期期間開始
(待期期間は働かない!)
7/10内定
(内定は就職ではないので、待期期間中でもOK!)
7/12待期期間終了
7/18就職(採用日)
(就職は待期期間が過ぎた後でないとNG!)
7/25申請用紙の記入・押印を依頼
(できるだけ早く!)
8/10記入・押印済みの申請用紙をもらう
(できるだけ急かそう!)
8/14ハローワークにて申請用紙を提出
(できるだけ早く!)
8/31再就職手当が振り込まれる