家計簿が面倒な人でも続くズボラな書き方を解説【初心者向け5か条】
「家計簿をはじめるんだけど、続けやすくて簡単なつけ方はないのかな…?」
そんな方に向けた記事です。
結論からいうと、あります。
以下の5つです。
以前は私も三日坊主でしたが、この方法で続けられるようになりました。
- 1円単位でつけなくてOK
- 毎日続けなくてOK
- 使途不明金は無視してOK
- 費目別に分けなくてOK
- 数ヵ月だけ続ければOK
Contents
家計簿が面倒な人でも続くズボラな書き方を解説【初心者向け5か条】
「家計簿はまじめにつけないとダメ」っていう固定観念は、けっこう定着してますよね。
あれ、微妙です。
忘れてください。
そもそも家計簿をつける目的はなにかというと、以下です。
- お金の使い方を見直す
- 収支のバランスを整える
- 貯蓄体質をつくる
上記を達成できるなら、どんな使い方をしてもオッケー。
なので、これからお話しすることは、家計簿をきれいに書く方法ではありません。
いかに効率よく、効果的に家計を改善するか…という観点です。
1円単位でつけなくてOK
完ぺき主義の方は1円単位で家計簿をつけがちですが、そこまで効果はありません。
10円、または100円単位でオッケーです。
「ちりつも」の考え方を否定するわけではないですが、100円単位にしても実際そこまで変わらないですよ。
こんな感じのイメージ。
1円単位 | 100円単位 | |
---|---|---|
12/1 | 1,016円 | 1,000円 |
12/2 | 967円 | 1,000円 |
12/3 | 1,049円 | 1,000円 |
中略 | ~ | ~ |
12/30 | 1,032円 | 1,000円 |
12/31 | 987円 | 1,000円 |
合計 | 31,496円 | 31,000円 |
1円単位でつけたときと496円の差が出ましたが、この違いが重要か…というと微妙ですよね。
いらないと思います。
「お金の使い方を見直す」など、家計簿のゴールを達成する上では、そこまでの精度は必要ないです。
(害はないのでしても問題はありませんが)
毎日続けなくてOK
毎日まじめに続けてもいいけど、毎日だからといって必ずお金が貯まるわけではないです。
なので、毎日続けなくてもオッケー。
むしろ、時間をあけてからの方が客観的に分析できるので、効果的かもしれませんね。
たとえば、以下のふたつを比べると、圧倒的に月1の方がいいです。
- 毎日だけど記録するだけ
- 月1だけど分析もする
毎日つけない前提だと、「今日も書けなかった…」とか落ち込むことがないですしね。
負担もかからないし。
使途不明金は無視してOK
家計簿と財布のお金があわない現象、いわゆる使途不明金ですが、気にしなくていいです。
時間の無駄なので。
結局のところ、"支出の傾向“がわかれば多少の誤差はどうでもいいんです。
「今月は〇〇にお金を使いすぎたから、来月は節約しよう!」
こういう判断ができるくらいの精度で十分。
銀行の業務なら話は別ですが、たかが一家庭の家計簿ですからね。
目安は以下のとおり。
- 1円単位の誤差 → ガン無視
- 10円単位 → 無視
- 100円単位 → 無視
- 1,000円単位 → 要チェック
費目別に分けなくてOK
スーパーで買いものしたとき、食品や日用品など、いろんなものを買いますよね。
家計簿につけるときは、費目別にわけなくていいですよ。
たとえば、以下のようなレシートがあったとします。
食品がメインだけど、日用品もまじっている。
- コーヒー 100円
- 牛乳 150円
- お肉 400円
- 野菜 300円
- 歯ブラシ 100円
- 合計 1,050円
これを家計簿につけるときは、食費950円 & 日用品100円ではなく、食費1,050円で大丈夫です。
考え方としては、今までと同じ。
「お金の使い方を見直す」などの目標をクリアするために、その誤差を記録する必要があるかどうかです。
数ヵ月だけ続ければOK
家計簿は続けた方がいいと言われていますが、永遠に続ける必要はないです。
貯蓄体質ができあがったら、すぐにやめてオッケー。
ちょっとアレな例えですが、“家計簿はお尻をふくトイレットペーパーみたいなもの"です。
こんな感じ。
トイレット ペーパー | 家計簿 | |
---|---|---|
必要なとき | お尻が汚れたとき | 家計が汚れたとき |
不要なとき | お尻がキレイなとき | 家計がキレイなとき |
お尻がキレイになったら、普通はふくのを止めますよね。
そういう趣味がある人は別として。
家計簿もそれと同じで、収支のバランスが整ったら捨てていいんです。
で、「お金の使い方が荒くなってきたな~」って感じたら、また再開する。
そういうのは、たいがい生活に大きな変化がある以下のような場合です。
- 引っ越し
- 転職・退職
- 結婚・出産
家計簿にルールはないので好きにやってOK
というわけで、初心者向け5か条と題して、家計簿を続けやすくするポイントを紹介しました。
…が、別にこれを遵守しろってわけではないです。
続けやすくするための考え方と、その実践例を解説しただけ。
繰り返しになりますが、家計簿の目標をクリアできるなら、どんな使い方でも大丈夫です。
もう一回、のせておきますね。
お互いがんばっていきましょう。
- お金の使い方を見直す
- 収支のバランスを整える
- 貯蓄体質をつくる