老後資金

【老後資金計算機】老後のお金はいくら必要か計算するツールをつくってみた

今年(2019年)は老後資金2000万問題でざわつきましたが、ただの概算なのであまり信ぴょう性がありませんよね。

ひとりひとり生活レベルがバラバラだし、2000万でひっくるめていいのか…っていう。

 

というわけで今回は、老後資金をもう一段階だけ掘り下げて計算するツールをつくってみました。

内容は以下のとおり。

  • 老後資金の計算ツール
    → 所要時間は1分ほど
  • 計算結果の根拠
    → 計算式とその根拠を解説

 

“計算結果の根拠”はかなりボリュームがありますが、計算ツールに入力された条件で説明するので、まあまあ分かりやすいと思います。

では、はじめます。

 

【老後資金計算機】老後のお金はいくら必要か計算するツールをつくってみた

老後資金の計算ツールです。

以下の6項目を入力して、計算ボタンを押してください。

金額は万単位で、小数を入力できます。

 

1. 寿命

寿命を入力してください。

おすすめは「100」

 

2. 年金受給をはじめる年齢

年金をもらいはじめる年齢を入力してください。

よくわからないときは「65」

 

3. 定年退職する年齢

定年退職する年齢を入力してください。

60歳で退職するなら「60」、65歳まではたらくなら「65」です。

 

4. 老後の生活費(月額)

老後における毎月の生活費を、万単位で入力してください。

趣味娯楽に使うおこづかいは除く。

もしわからなければ、夫婦なら「22」、単身なら「16」くらいが目安です。

 

5. 老後のお小遣い(月額)

老後における毎月のお小遣いを、万単位で入力してください。

月一で旅行に行きたいなら「5」、質素な生活で大丈夫なら「1」など。

 

6. 年金見込額(月額)

毎月もらえる年金の見込額を、万単位で入力してください。

ねんきんネット、年金定期便などで確認します。

 

ねんきんネットの使い方については、以下のリンクを押してください。

→ねんきんネットの使い方

 

よくわからない方は、とりあえず国民年金の満額で試算してみてください。

年金を65歳からもらうなら、月額にすると「6.5」です。

 

 

計算

↓計算結果が表示されます↓

老後の支出:未計算
老後の収入:未計算
老後資金 :未計算

 

上記の結果をつかって、「毎月いくら貯金すればいいか」を計算するツールもつくりました。

資産運用などで利回りがあるケースにも対応。

【計算ツール】老後資金は毎月いくら貯金すべきか試算するツールをつくってみた「老後資金を貯めたいんだけど、毎月いくら貯金すればいいのかな…?」 そんな疑問を解決します。 このツールを使うことで、概算を...

 


老後資金の計算式とその根拠

ここからは、上記ツールの計算式とその根拠について解説します。

みなさんが入力した条件をもとに説明するので、まあまあ分かりやすいと思います。(赤文字で表示)

計算ボタンを押さないと未入力と表示されるので、まだの方はツールで計算してからご覧ください。

 

まずは、老後資金のもとめ方をざっくりと紹介。

以下のとおりです。

老後資金 = 老後の支出 – 老後の収入

[シミュレーション]
未入力 = 未入力未入力

 

やっていることは意外にシンプルで、老後の支出総額から収入総額をマイナスするだけ。

ほとんどの人は「支出 > 収入」となるので、足りない分が老後資金です。

 

「それはそうなんだけど、老後の支出と収入はどう計算してるの?」ってなりますよね。

以下の①と②です。

老後資金の計算式

①老後の支出をもとめる
→(寿命 – 定年の年齢) × 12ヵ月 × (生活費 + お小遣い)

②老後の収入をもとめる
→(寿命 – 年金受給開始の年齢) × 12ヵ月 × 年金見込額(月額)

③老後資金をもとめる
→①老後の支出 – ②老後の収入

 

みなさんの場合は、以下のような条件になるので、老後資金は未入力円です。

上記の計算式にあてはめると、そうなります。

  • 寿命    :未入力
  • 定年    :未入力
  • 年金受給開始:未入力
  • 生活費   :未入力
  • お小遣い  :未入力
  • 年金見込額 :未入力
    ——————————
  • ①老後の支出:未入力
  • ②老後の収入:未入力
  • ③老後資金 :未入力

 

①老後の支出と②老後の収入がわかると、③老後資金を計算できるので、①と②をそれぞれ解説していきます。

まずは、①老後の支出。

 

老後の支出を計算する方法

老後の支出は、以下のように計算します。

老後の期間を月数でカウントして、月々の支出と掛け合わせるだけ。

老後の支出 = (寿命 – 定年の年齢) × 12ヵ月 × (生活費 + お小遣い)

[シミュレーション]
未入力 = (未入力未入力) × 12ヵ月 × (未入力 + 未入力)

 

“定年の年齢”はざっくりわかりますが、ぱっとわからないものも混じってますね。

以下、ひとつずつ解説します。

  • 寿命  :天国に旅立つ年齢
  • 生活費 :生きるためのお金
  • お小遣い:娯楽のためのお金

 

100歳までの老後資金があると安心

まずは寿命。

結論からいうと、100歳まで生きることを覚悟した方が無難です。

理由は、平均寿命と平均余命が延びているから。

 

平均寿命はどんどん延びている

私がまだ幼い頃、「きんさんぎんさん」という双子姉妹が記録的な長寿で話題になりました。

当時ではめずらしい100歳を超え、けっこうテレビに出てきてましたね。

 

それが今ではどうでしょうか。

100歳を超える人は以前よりかなり増えて、「きんさんぎんさん」のように大騒ぎするほどめずらしい存在ではありません。

平均寿命がどんどん延びているのです。

 

1965年(昭和40年)の平均寿命はおよそ70歳でしたが、今では80歳をかるく上回ります。

たった半世紀で、平均寿命が10年も延びたことになりますね。

 

平均余命もどんどん延びている

「それなら、平均寿命までのお金があれば十分じゃないの?」ってなるかもですが、そうでもないです。

“平均余命”までのお金が必要だからです。

“寿命”と”余命”のちがいですね。

 

平均寿命は、その年に生まれた0歳児が何歳まで生きるかを意味します。

中には若くして命を落とすケースもあるので、平均寿命は下がることになりますよね。

たとえば、以下のような場合。

  • 20歳のときに事故で亡くなった
  • 30歳のときに病気で亡くなった

 

でも、この記事を読んでいるみなさんは、長生きする気満々でいるはず。

それなら、平均寿命ではなく、定年退職時の平均余命がゴールになります。

「すでに定年まで生き残った人が、いつまで生きるか…」っていうことなので、平均寿命よりも高めです。

 

厚生労働省によると、65歳の平均余命は以下のとおり。

平均寿命よりも2~4年延びています。

  • 男性 → 20年(85歳)
    平均寿命比 +4年
  • 女性 → 24年(89歳)
    平均寿命比 +2年

 

ここからさらに、平均余命の将来的な延びを考慮しておきましょう。

1965年~現在までで平均寿命は10年以上延びているので、おそらく今後も延び続けます。

 

たとえばこんな感じ(あくまで例です)

  • 2030年:90歳
  • 2040年:92歳
  • 2050年:94歳

 

食べものの栄養価が高くなっていたり、医療技術が進歩していたり。

いろんな要因があるかと思いますが、100歳まで生きることを覚悟した方が無難ではないでしょうか。

 

生活費の目安は20万くらい

以上で寿命の話はおわったので、老後の生活費とお小遣いについて解説します。

目安としては、夫婦で月額25万、単身で18万くらい。

ただし、それぞれの事情を考慮して、自分なりにカスタマイズしてもOKです。

 

老後の生活費は毎月いくら必要か

生命保険文化センターによると、夫婦2人が老後の生活を送る上で必要な生活費は、最低でも月額22万円とのこと。

趣味娯楽の費用をはぶいた、質素な生活を送るためのお金です。

 

そして、旅行や趣味などにお金を使って、ゆとりある生活を送りたい場合は、月額35万円。

最低の生活費は22万だったので、お小遣いとして13万円を使っていることになりますね。

 

正直なところ、月額35万のプランを一般化するのは無理があると思います。

たくさん旅行に行きたい人、家でゆっくり過ごしたい人。

趣味娯楽にかかるお金は、人によってかなり上下しますから。

 

以下のように計算するのが、現実的かと。

生活費の22万をベースとして、お小遣いはそれぞれ必要な分だけ加算します。

老後の生活費 = 最低生活費(22万円) + お小遣い(?万円)

※単身の場合は、最低生活費を16万とする

[シミュレーション]
未入力 = 未入力 + 未入力

 

私はけっこう倹約家なので、結婚していたら24万、独身なら17万くらいですね。

未来のワイフがめちゃくちゃ浪費家だったら、50万くらいになるかもですが…。

 

老後の支出総額を計算する

というわけで、老後の支出を計算するための材料はそろいました。

寿命と生活費、お小遣いを、先ほどの計算式に当てはめます。

 

みなさんの場合は、以下のような条件。

  • 寿命   :未入力
  • 定年の年齢:未入力
  • 生活費  :未入力
  • お小遣い :未入力

 

計算式に当てはめると、こうなります。

老後の支出 = (寿命 – 定年の年齢) × 12ヵ月 × (生活費 + お小遣い)

[シミュレーション]
未入力 = (未入力未入力) × 12ヵ月 × (未入力 + 未入力)

 


老後の収入を計算する方法

つぎは、老後の収入を計算する方法です。

基本的には、死ぬまでにもらえる年金の総額をもとめるだけ。

ただし、ほかにも収入がある方は、それを足してもらってOKです。

 

以下がその計算式。

老後の収入 = (寿命 – 年金受給開始の年齢) × 12ヵ月 × 年金見込額(月額)

[シミュレーション]
未入力 = (未入力未入力) × 12ヵ月 × 未入力

 

寿命は先ほどお話ししたとおりなので、わからないのは以下のふたつですね。

ひとつずつ解説します。

  • 年金受給開始の年齢
    →おすすめは70歳
  • 年金見込額(月額)
    →ねんきんネットで計算

 

年金受給開始の年齢は70歳がお得

通常なら年金は65歳からもらいますが、70歳からもらった方がお得です。

繰り上げ支給(早くもらう)、繰り下げ支給(遅くもらう)があって、繰り下げると年金がアップするからです。

 

以下のようなイメージ。

  • 60~64歳:早くもらうが年金が減る
  • 65歳   :普通
  • 66~70歳:遅くもらうが年金が増える

 

たとえば、国民年金を満額もらえる場合、65歳からだと毎年779,300円です(平成30年度)

ところが、70歳からもらうと110万円まで増。

1ヵ月遅らせるごとに、給付額が0.7%ずつ増える仕組みになっています。

 

とはいっても、65~69歳までの年金はゼロになるので、気になるのは“損益分岐点がいつになるか”ですね。

65歳からもらう場合、70歳からもらう場合を比べると、以下のようになりました。

81歳より長生きすると、70歳からもらった方がお得です。

 

これから平均寿命は延びていくので、81歳よりも長生きする人はどんどん増えていきます。

こういうのも変な感じですが、早く死ぬ自信がなければ70歳からの方がいいと思いますよ。

 

ねんきんネットで受給額を調べる

“年金受給開始の年齢”の話はおわったので、”年金見込額”の話にすすみます。

これはねんきんネットで調べるだけですね。

もしくは、年金定期便に書いてあれば、それでもOKです。

 

■まずは、ねんきんネットを開いてログインします。

ユーザーIDを持っていない方は、新規登録を済ませてください。

 

■次に、画面上部の「年金見込額資産」をクリックします。

 

■「詳細な条件で試算」をクリックします。

 

■「1 入力情報」という欄があるので、給与などを入力してください。

 

■「2 受給開始年齢情報」という欄が、繰り下げ受給に関する入力欄です。

70歳から受け取る場合は、次のように設定して下さい。

 

■その他の欄も含めて入力が終わったら、「試算」ボタンをクリックします。

そうすると、下画像のように年金見込額が表示されます。

 

老後の収入総額を計算する

というわけで、年金受給開始年齢と年金受給額を計算式にあてはめます。

みなさんの場合は、以下のような条件。

  • 寿命      :未入力
  • 年金受給開始年齢:未入力
  • 年金見込額   :未入力

 

計算式にあてはめると、こうなります。

老後の収入 = (寿命 – 年金受給開始の年齢) × 12ヵ月 × 年金見込額(月額)

[シミュレーション]
未入力 = (未入力未入力) × 12ヵ月 × 未入力

 

老後資金を計算する方法

それでは、老後資金の計算式をもう一度チェックしてみましょう。

①老後の支出総額と②老後の収入総額、ともに計算できたので、老後資金を計算できますね。

 

計算式に当てはめると、こうなります。

老後資金 = 老後の支出総額 – 老後の収入総額

[シミュレーション]
未入力 = 未入力未入力

 


まとめ:老後資金は多めに確保するのが無難

「どうせ年金もらえないんでしょ?」っていう意見がありますが、もらえないことはないと思います。

ただし、年金は100%減ります。

5年に1度おこなわれる年金財政検証で、しっかり下げると書いてありますから。

 

この計算ツールは、”現時点の年金”をもとに計算しているので、もうちょっと多めに貯めといた方が無難でしょうね。

いろいろ大変ですが、お互いがんばっていきましょう!



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