クレジットカードのリボ払いといえば、使っていくうちに利用残高がつもりにつもって、金利地獄から抜け出せなくなる例のアレです。
自分は死ぬまで使わないだろうな…
…と思っていましたが、いろいろあってリボ払いデビューすることになりました(汗)

2019年のおわりまでに残高をゼロにする計画を立てていまして、予定どおり完済に向かっています。
リボ払いで”計画”とかいうのも変な話なんだけどね…。
というわけで今回は、リボ払いの利用を考えている方に向けて、私の実体験をもとに以下を共有します。
- そもそもリボ払いとは?
- 申し込みと解除の手続き
- 金利はどのくらいになるか
そもそもリボ払いとはなにか?
クレジットカードの支払方法には、ざっくりわけて以下の3つがあります。
それぞれの特徴をくらべてみて、リボ払いがどのようなものか解説します。
- 一括払い:金利手数料なし
- 分割払い:金利手数料あり
- リボ払い:金利手数料あり
一括払い
クレジットカードを持っていない人でも、一括払いはなんとなく分かりますよね。
例えば1万円の買い物を3回した場合、翌月に3万円が銀行口座から引き落とされます。
買い物をすればするほど、返済金額が積みあがるイメージですね。

分割払い
分割払いについても、考え方は一括払いとまったく変わりません。
3万円の買い物を分割払い(3回)する場合、3ヵ月間にわたって1万円ずつ支払います。
後日、1万円のものを追加で買ったら、1万円を3分割した3,333円が毎月の支払額に加わります。
返済金額が積みあがっていくという意味では、一括払いと同じですね。

リボ払い
その点、リボ払いではどれだけ買い物をしても返済金額は変わりません。
リボ払いをはじめるときに月々の支払額を1万円に設定すると、3万円使っても5万円使っても、毎月の支払額は1万円。
その代わりに、返済期間が長くなるのが特徴です。

支払額を一定にできるというメリットがある反面、「支払額 < 利用額」の状態が続くと、以下のような悪循環にはまってしまいます。
気づいたときには借金まみれ…という人も多いようですね。
- 利用残高が増える
↓ - 返済期間が長くなる
↓ - 金利手数料が増える
説明をシンプルにするために、上の例では金利手数料を考慮していません。分割払い、リボ払いを利用すると、金利手数料が発生するので注意してくださいね!
リボ払いの申し込み方法
ここからは私の実体験となりますが、リボ払いの申し込みはめちゃくちゃカンタンで、ほんの数分で終わりました。
やったことは以下のとおり。
- クレジットカード会社のサイトを開く
- リボ払いの申し込み画面を開く
- 何回かボタンをクリックする
キーボードで入力するようなものは一切なく、このお手軽さが多くの人をどん底に突き落としたのだろうな…と思ってしまうくらい。
毎月の支払い額がどのくらいになるか、この時点ではよくわからなかったしね。

それから、どのカード会社もリボ払いのキャンペーンをやっていると思いますが、あんまり期待しない方がいいです。
私も以下のキャンペーンにエントリーしたところ、あっけなくハズレてしまいました(笑)
3万円分のポイントってかなりでかいし、冷静に判断できなくなる人もいるかも。


リボ払いの金利手数料
リボ払いを続けていく上で、金利手数料がどのように推移していくかも共有しておきます。
私のときはそこまで残高がふくれなかったので、まだマシなケースかもしれませんが…。
1ヵ月目の手数料
リボ払いをはじめておよそ1ヵ月後、お楽しみの請求明細が届きました。
すべての買い物に15%の利息がついていて、わかってはいたもののかなりショッキングな光景です。
ウワアァーーーーー!!(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

続いて、請求予定明細をチェック。
2020年3月まで…だと!?((((;゚Д゚))))
当たり前のことだけど一括払いのときは”繰越残高”という概念がなかったので、これはたしかにヤバイ…と気づきました(遅い)

ちなみに、初回の請求額は3,000円になっていましたよ。
申し込んだときに支払額を設定しなかったので、どうなるのかなとは思っていたのですが、どうやらこの金額がデフォルトみたいです。
3,000円のうち213円は利息で、未払金の2.7万円は翌月に繰り越しです。
ほとんど残高が減ってない…((((((((;゚Д゚))))))))

2ヵ月目の手数料
1ヵ月目の請求では以下のような結果になりました。
- 支払完了月は2020年3月
- 手数料は請求額の約10%
2ヵ月目の請求が届いたので、これがどのくらい悪化しているか見ていきましょう。
まずは、請求予定明細。
先ほどは1列だったのに、2列に増えております(笑)

お次は請求額。
先ほどは200円くらいだった手数料が、この時点で702円まで上がっていますね。
返済額は変わらず3,000円なので、手数料がふくれた分だけ元金の返済が少なくなり、翌月への繰り越しが増えています。

というわけで、1ヵ月目とくらべると以下のように変わりました。
いや~、よくない兆候ですね。
- 支払完了月:2020年3月 → 2022年1月
- 手数料 :約10% → 20%
3ヵ月目以降の手数料
それからも金利手数料はすくすくと大きくなり、6ヵ月目には2,000円にせまるくらいまで育ちました。
月 | 利用額 | 請求額 | 元金分 | 利息分 | 繰越残高 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 30,501 | 3,000 | 2,787 | 213 | 27,714 |
2 | 49,986 | 3,000 | 2,298 | 702 | 75,402 |
3 | 21,791 | 3,000 | 1,919 | 1,081 | 95,274 |
4 | 27,307 | 6,000 | 4,596 | 1,404 | 117,985 |
5 | 25,233 | 6,000 | 4,321 | 1,679 | 138,897 |
6 | 26,187 | 6,000 | 4,105 | 1,895 | 160,979 |
Coming soon… |
いや~、あっという間に増えていきますね。
「知らないうちにこんなに!?」っていうケースが後を絶たないのは知っていましたが、普通そんなこと起こらんだろって甘く見ていました。
普通にそんなこと起こりますね、これは(笑)
この時点での感想と気づいたことは、こんな感じ。
- 請求額が自動で6,000円に上がった
- 繰越残高はあっという間に増える
- 請求額に対する利息の割合がエグい
リボ払いの一括返済と解除方法については、また後日追記したいと思います。
借金地獄から無事に抜け出していたらね…。(地獄っていうほどひどいレベルではないけど)