ホワイトな労働環境にあこがれて、社内SEへの転職を考えたりしていませんか?
プログラマーから社内SEになった私としては、たしかにホワイトです。
ただし、向き不向きはありますね。
というわけで今回は、社内SEを検討している方にむけて、以下のことを書いていきます。
転職するべきかどうか、判断材料の足しにしてください。
- 社内SEってどんな仕事?
- どんなスキルが必要?
- プログラマーとの違いはなに?
Contents
プログラマーから社内SEに転職した者の末路【仕事内容やスキルなど】

システム開発がメインの会社だと、開発にかかわる人が多いですよね(当たり前ですが)
社内SEはサポート部門なので、人員はけっこう減ります。
必然的に、仕事の担当範囲はひろめ。
- プログラマー → 担当範囲がせまい
- 社内SE → 担当範囲がひろい
基幹システムの管理がメイン
社内SEの募集をしている会社であれば、たいがい基幹システムがはいっています。
メインの仕事は、それのおもりですね。
以下はその一例。
- システム障害の対応
- 機能の追加や改修
- データのメンテナンス
数年に一度は、システムのバージョンアップという一大イベントもあります。
データベースや各種ライブラリが古くなって、サポート期限をむかえるなど。
そういうときに、システムを一新する感じです。
最近でいうと、VB6 → VB.NET へのコンバート案件とかがにぎわっているかと思います。
基幹システムはけっこうデカいので、プログラミング言語の変更はしんどいですよ。
プログラマーなら、そういう案件にかかわると大活躍できますけどね。
パソコンのキッティング
パソコンが古くなったり、OSのサポート期限が切れると、キッティングという作業がはいります。
要するに、新しいPCのセットアップです。
下記のとおり。
- OSのインストール
- ネットワーク接続
- 各種ソフトの設定
手順書をつくってから作業をはじめるので、基本的には同じことの繰り返しです。
ただし、数はすごいですよ。
中小企業でも数十台、大企業なら数百台にはなるかと。
ちなみに、この記事を書いているのは2019年11月、Windows 7 のサポート期限が近いため、どこの社内SEも忙しくしていると思います。
Windows 10 の段ボール箱を開けて、OSを入れて、初期設定して…っていう作業ですね。
まさに今、私もやっていますが、やりすぎて職人の域に達しました。
ヘルプデスク・問い合わせ対応
システム開発の会社では、ほぼ全員がプロなので初歩的なことはあまり聞かれません。
わからなくても、みんなググりますから。
ところが、社内SEになると周りはほぼ素人。
以下のような問い合わせがきます。
- ネットにつながらないだけど!
- ZIPの解凍ってどうやるの?
- DVDにファイルコピーしといて
正直なところ、「自分でやれよ…」って思ってるんですけどね(笑)
SEレベルの知識をもとめるのもアレなので、こんなものかなとは思っています。
社内SEに向いている人とは?

ここまでの内容をふまえて、私が考える「社内SEに向いている人」の特徴をまとめておきます。
ちなみに、私はそれほど当てはまっていません(笑)
面倒見がいい人
先ほどもすこし触れましたが、周りの人にITリテラシーはあまり期待できません。
初歩的な問い合わせがきても、じっくりていねいに対応できる人は社内SEに向いていますよ。
ちなみに、問い合わせをしてくる人は2つのタイプに分かれます。
以下のとおり。
- まる投げしてくる人
- やり方を聞く人
たとえば、「エクセルのここをこうして!」っていうタイプと、「エクセルのここをこうする方法を教えて!」っていうタイプですね。
後者の人がくると、とてもやさしい気持ちになって、手取り足取り教えてあげたくなりますよ。
前者はしらん。
トラブルに耐性がある人
トラブルが起きても何も感じない、強心臓な人は社内SEに向いています。
いろんなことで急に呼び出されますからね。
私の実体験でいうと、こんな感じ。
- WIFIがつながらない!
- 急にシステムが止まった!
- 停電になった!
停電になったときは、かなりビビりました。
非常用電源があってサーバーは生きてましたが、再起動などの後処理がありますからね。
再起動中はシステムが止まる旨の周知もめんどい。
社内SEはワークライフバランスがいい

社内SEについていろいろ書きましたが、私はおおむね満足していますよ。
ちょっと退屈だなって感じることもありますけどね。
プログラマー時代と比べると、かなり健康的な生活を送れてるし、こうやってブログを書く時間もあるし。
ワークライフバランスを重視したい人には、おすすめの仕事です。